ふくらはぎがつる方へ～血行回復の極意～ | 台東区浅草に2院「リバース整骨院・鍼灸院グループ」

ふくらはぎがつる方へ～血行回復の極意～

2017/05/27

当院にいらっしゃる患者さんでも、「夜寝ている時にふくらはぎがよくつる」

 

という悩みをお持ちの方は多くいらっしゃいます。つる（こむら返り）と言われる状態は筋肉や腱の張力を感知しているセンサーが異常興奮を起こし、一部の筋繊維に強い収縮が起こった状態のことを言います。そのため、収縮を強く起こしている筋を伸ばしてやり、センサーの働きを正常化させれば痛みはすぐに無くなります。ですが、それはあくまでもつってしまった後の対症療法です。そもそもこむら返りを起こさないようにする為には、どうすれば良いでしょうか？

 

それはズバリ血流改善がカギです。

 

ふくらはぎは『第二の心臓』と呼ばれるくらい、足腰の血流に大きく影響を与える部位になります。ふくらはぎの血流の悪化によって、酸素や栄養を運ばれず、こむら返りや足全体の筋肉が緊張したり、緊張が原因で神経の働きも乱れ、頭痛の発生に繋がることもあります。

 

 では、なぜふくらはぎの血流が悪くなるのでしょう？

今回はそれぞれの原因と対策についてお話ししていきます。

 

ふくらはぎの血流悪化を起こす原因

 原因①冷え

 一番考えられる原因で多いのが冷えです。特に内くるぶし周りには

 足全体の血流に関わる血管や神経が多く分布しています。この血管や神経が肌の比較的表面近くを走行しているため、冷えの影響を受けやすい部位になります。内くるぶし周りを冷やさないように注意しましょう。足先に冷えを感じない人でも、このくるぶし周りを冷やし過ぎているために足全体の血行を悪化させている人は多いです。

対策としては、

・くるぶしまで覆える靴下をはく

・長ズボンをはく

・締め付けの強い服を避ける

　などです。

 

 

原因➁運動不足

仕事でも家でも座りっぱなし、長時間立ちっぱなし、歩いたり階段の上り下りなどの

習慣がない、という人も要注意です。 ふくらはぎの血流に大きく影響を与えるもの

の１つが下腿三頭筋という筋肉です。ここの筋肉が収縮・弛緩をすることで下肢の血液や体液を重力に逆らって心臓に送り返す働きをしています。主に足首の曲げ伸ばしの動きに関わる筋肉ですので、対策としては 

・足首をよく動かす

・アキレス腱を伸ばすようなストレッチ

・つま先立ちのような筋トレ 

　が効果的です。 

 

 

原因➂運動後のケア不足

 よく運動はしているのに足の循環が悪い人がいます。それはずばり、ケア不足。

筋肉が活動した際には疲労物質（乳酸など）が筋肉の中に溜まった状態になります。

この状態で長時間いると筋肉は収縮を起こし、血行が悪くなり、こむら返りを起こしやすくなったり、

筋肉の柔軟性が落ちたりします。

 対策としては運動後に、

 ・軽いストレッチをする

 ・軽い有酸素運動をする

 ・入浴する

 ・十分な睡眠を取る

　 などです。

 

 

 いかがでしたでしょうか。

上記の原因以外にも水分不足やミネラル不足（汗のかき過ぎや、摂取不足）、糖尿病や薬の副作用なども考えられますが、筋肉や骨格を最適な状態で使えるようになっておくことも大切です。

 

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※本記事は厚生労働省認可の国家資格：柔道整復師、鍼灸師の水野雅之が監修しています。

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