「腸」は人体最大の免疫器官 | 台東区浅草に2院「リバース整骨院・鍼灸院グループ」

「腸」は人体最大の免疫器官

2015/06/16

今回は西諫早病院東洋医学研究センター長の

田中保雄先生が説かれている

『東洋医学考根論』

について少しだけご紹介したいと思います。

 

田中先生は日本人の腸内環境が

大きな問題にさらされていると

警鐘を鳴らしています。

原因の一つとして、欧米型への食生活の変化が

腸の負担を増やしているとしています。

以下少し引用させていただきますと、

 

「人間の腸の中には１００種類以上の腸内細菌が

１００兆個存在しているといわれ、

すべてを合わせると１kg以上の重さになります。

私たち人間は腸内細菌の働きによって、

食べ物を無毒化して消化・吸収したり、

特定の毒素を排除したりすることができるのです。

さらに腸内細菌が免疫のバランスを整えたり、

強化したりする事によって自然治癒力も高まり、

帯状疱疹やアトピーなどの

予防・改善にまで影響を与える事が

広く認知されるようになりました。

もうひとつ体内には腸内細菌と同じくらい

重要なものがあります。

それは基底顆粒細胞です。

特に腸の基底顆粒細胞から分泌される

ホルモンは重要で、それは脳内ホルモンの

分泌量の調整を行う物質を

排出する働きを担っているからです。

さらに腸内細菌と腸の基底顆粒細胞は、

心の安らぎ・生きがいを与えるホルモンをはじめ、

食欲や睡眠欲、名誉欲、色欲といった

欲求を引き起こすホルモンの分泌にも

かかわっていると考えられています。

これは植物の根っこが栄養分や水分を吸収して

茎、葉、花などに送り届ける根幹であるように、

人間の心や体の根っこにあたるのが腸です。

この考え方を『東洋医学考根論』と呼びます。

心身ともに健やかな毎日を送るためには、

腸のケアを心がけることが大切です。」

 

実は私（スタッフ　井上）も４年位前に

母校で田中先生のお話を聞かせていただく

機会に恵まれました。先生のお話は、

内臓整体をしていく上で大変勉強になりました。

 

最近、腸セラピー等々でメンタルヘルスへの

効果を謳うところが増えていますが、

このお話を聞くと、納得がいくところです。

 

次回はこの人体最大の免疫器官である

腸のケアについてご紹介したいと思います。

 

参考：(株)エイチアンドアイ『健康３６５』　２０１５.３月号

 

リバース千束通り整骨院・鍼灸院

【台東区浅草　/骨盤矯正/内臓整体/交通事故治療】

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