姿勢・重心・運動連鎖パート4
2016/12/14
こんにちは!
運動連鎖も今回で4回目となります。
運動連鎖で重心を調整できなかった場合
例えば、脊椎圧迫骨折や変形性膝関節症ように関節の可動性が失われている場合
そうすると、重心線がそれ以上にずれないために引き戻そうとする力が働くようになるのですが
その力というのが筋肉の収縮になります。
筋肉が持続的に活動している状態は疲労感が蓄積されやすいため
その姿勢を長く保つことは困難です。
また、姿勢を固めてしまっているのでじっとしている分にはいいのですが
動く時には途端に動揺性が大きくなって不安定となります。
これらは結果的に疲れやすい、安定しない、転倒しやすいといったことになり
さらなる悪循環をきたしていく原因にもなります。
運動連鎖によって重心を調整で来ている場合
筋肉の収縮による調整が必要ありませんので、疲れやすさなどは出にくい場合があります。
しかし、本来のポジションとは異なる位置に移動させられているため
場合によっては骨の変形や半月板の損耗などを助長させることにもなりかねません。
また、筋肉によっては短縮位や伸張位で保持されるので
その期間が長引くと硬さ、血行不良、筋力低下などを招いてしまうこともあります。
筋肉への加重のかかり方も一定ではないでしょう。
必ずしもバランスがとれているからいいのではなく
できる限りに本来のポジションに戻していくことが大切です。
重心をどのようにして調節していくか
例えば、膝関節に伸展制限があった場合、原因が周囲組織の短縮にあるのなら
その短縮を改善させることがベストな治療といえます。
しかし、伸展制限の原因が骨の変形などによる不可逆性の変化であった場合
膝関節にアプローチしたところで改善は望めません。
その場合は膝関節の改善は諦めて、それを代償しうる足関節や股関節の可動性
姿勢を保持するための筋肉の強化が優先課題となります。
周囲だけの調整では難しい場合、さらに遠位の関節や補助具を利用して重心を調整し
足りない分を筋力強化で補うといった感覚で実施します。
それが結果的には疲労感の少ない実用的な姿勢を獲得するということであり
運動連鎖を活用した姿勢調整につながっていきます。
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