むくみの裏に潜む影 | 台東区浅草に2院「リバース整骨院・鍼灸院グループ」

むくみの裏に潜む影

2015/06/04

前回むくみに大きな病気が隠れている場合がある、

と書きました。

今回はそのあたりについて

書かせていただきます。

 

 

むくみを起こす病気には、

心不全、肝硬変、薬剤性、原因不明（特発性浮腫）

等々があり、腎臓病と限ったわけではありません。

 

むくみが起こる病気としては、

血液の循環を調節している心臓の働きが低下し（心不全）、

毛細血管の血液が正常に心臓に戻れない場合、

毛細血管の圧が上昇して

血管の中の水分が外に滲み出てむくみが生じます。

心臓は全身の血液の循環を調節していますから、

心不全の時には全身にむくみが現れます。

 

対して、足や手の静脈が何等かの原因で詰まった場合、

静脈に流れ込む毛細血管の圧が上昇して

静脈の詰まった足や手だけむくむことになります。

 

人は立って生活をしていますから、

普通なら重力によって足に水分がたまっても

よさそうですが、そうはならないように

静脈には弁が付いていて、

重力に対抗して血液が

心臓に戻りやすくなるようになっています。

この弁がうまく働かない場合（静脈瘤）、

立ち仕事をしたりすると、

足がむくむことになってしまいます。

 

血管中の蛋白質の濃度が低下する病気、

例えばネフロ－ゼ症候群や肝硬変でも

全身のむくみが現れます。

肝硬変の場合、肝臓に流れ込む静脈の圧力が上昇し、

特にお腹に水がたまりやすくなります（腹水）。

 

その他、毛細血管が蛋白質や水分を

通しやすくなるような病気としては、

糖尿病や膠原病などがあります。

また、原因は不明ですが、このような

病状を示す場合もあります（特発性浮腫）。

 

昨日のNHKの健康番組では

甲状腺の機能障害による

むくみも紹介されていましたね。

 

 上記以外にも考えられる要因はありますが、

 もし、

●むくみが一日中続いている

●むくみが何日も続いている

●急激に体重が増えた

●顔やまぶたがむくんでいる

●尿の出が悪い

●坂道や階段で息が切れたり、疲れやすくなった

等の症状が出ている場合は、

一度専門の医療機関で診てもらって下さい。

 

日ごろ健康な人が、夕方にむくみが強くなるけれど、

一晩寝て、翌朝にはむくみが消えているような場合には

さほど心配は少ないかと思います。

 

次回あと少しだけ、冷えとむくみについて

書こうと思っています。

 

リバース千束通り整骨院・鍼灸院

【台東区浅草　/骨盤矯正/内臓整体/交通事故治療】

☎︎03-5824-0202

東京都台東区浅草５丁目３０－１０

 

 

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