姿勢・重心・運動連鎖
2016/11/18
こんにちは!今回は姿勢に注目し
運動連鎖の概念についてふれていきましょう。
身体が安定している状態とは、重心が中央に位置している状態です。
重心が中央にあると筋肉の無駄な収縮を必要としないため
疲労感が少ない姿勢となります。
筋肉に無駄な力が入っていなければ急激な外力に対して即時に反応できます。
柔軟に重心を移動させられるため、安定性のある姿勢を保つことができます。
重心が崩れていたり安定しないと、身体は安定を保つために力が入り
下肢の片方にだけ負担が強くなったりします。
重心の崩れた状態が長く続けば慢性的な痛みや筋力低下が起きやすくなります。
なぜ体がゆがむのか?の説明として重心や運動連鎖が重要になってきます。
運動連鎖とは
重心を安定させるために人間の身体は様々な関節や筋肉が連動して動きます。
足をかばっていたら腰が痛くなる、等のように離れた場所に負荷がかかることがあります。
人間の身体はつながっているので、かばう動きが連動して他の関節に負担をかけることがあります。
これが運動連鎖です。
矢状面から運動連鎖をみる
矢状面とは、正面を向いている人間を横から見る状態です。
下から見ていくと、足関節が背屈すると重心が前方に移動するので、膝関節が屈曲して重心を戻します。
膝関節が屈曲すると股関節が屈曲するので、骨盤が後傾します。
骨盤が後傾すると腰椎が屈曲するので脊椎が後弯します。
脊椎が後弯すると重心が前方に移動するので、頭部が過伸展します。
これらの一連の流れはどこから起きても上下に波及していきますので
運動が連鎖するといった表現をなされます。
それ以外でも、運動連鎖を起こす主要部位に制限や筋力低下があり、調節が難しくなっていることが予測されます。
高齢者の場合は腰が曲がってしまい、体幹の伸展が引き出せないがために足部や膝部の問題が頭部まで波及することも非常に多いです。
骨盤の後傾が腰痛の原因の場合、腰をいくら治療しても変化しない場合、もしくは変化が遅い場合があります。
その時は運動連鎖を考え、足関節や下肢の筋力にアプローチしてみると変わる可能性があります。
必ずしも痛い患部を中心に治療することが最善とは限らないのです。
つらいところ以外の離れた部分を触られて、つらいところが楽になることがあるのはこのためです。
次回は引き続き運動連鎖を取り上げたいと思います。
お車でお越しの際は、近隣のコインパーキングをご利用ください。
» お車でお越しの方へ
- CLEA 2016年3月号の雑誌「CLEA」に当院が紹介されました。 →詳細を見る
- ひよこクラブ 2016年4月15日発売のひよこクラブ5月号に当院が紹介されました。 →詳細を見る
- ひよこクラブ 2016年3月号の雑誌「ひよこクラブ」に当院が紹介されました。 →詳細を見る
- 2018/7/19
治療体験型インターンのお知らせ - 2017/12/6
プリペイドシステムが生まれ変わります! - 2017/11/3
11月休診日のお知らせ
- 2019/4/19
新しいトレーニング!楽トレってなんだ!? - 2019/2/6
腸の働き~知られざる腸の機能~ - 2018/11/13
カラダの悩みの原因は『酵素』不足!?
交通事故ブログ
- 2019/3/24
交通事故の治療って他の所に転院してもいいの?? - 2018/12/24
ちょっと待って!自賠責保険は同乗者にも使える! - 2018/11/1
交通事故で自覚症状がなくても病院や整骨院に行った方がいいの?
[免責]個人の感想です
[免責]個人の感想です
[免責]個人の感想です