産後に多い股関節痛について
2016/09/09
産後はホルモンの働きにより、骨盤周りが緩みやすい状態になっています。
骨盤が緩みやすいと、身体を支える際に腰~脚周りの筋肉に負荷がかかりやすくなります。
しかし、産後のママは妊娠中の体重増加に伴って姿勢が崩れ、筋肉の使い方にも偏りが出やすくなっています。
この状態で放っておくと、様々な関節に負担をかけ、悪化すると痛みとして表れてきます。
代表的なものでいうと、腰痛、股関節痛、膝痛などです。今回はそのうちの股関節痛について話します。
産後に多い股関節痛ってどんな症状?
・歩くたびに股関節が痛い、だんだん痛くなる
・寝返りをうつと痛い
・椅子や床から立ち上がろうとしたときに股関節が痛む
などです。
どんな対処が良い?
産後に股関節痛を生じる場合は「骨盤の歪み」というのが最大の原因であることが多いです。
骨盤の歪みを矯正して骨盤を安定させると身体の負担を小さくし、痛みの改善に繋がります。
ただし、骨盤を正しい位置に戻せても、その状態を維持できなければ、また数日後に歪み、痛みがぶり返してしまいます。
産後のママは骨盤を支える筋力が元々弱いため、”骨盤が歪んだ状態に戻りやすい”と言えます。
そのため、骨盤矯正を継続しつつ、骨盤を支える為の筋力強化が必要になってきます。
当院の骨盤矯正では、骨盤の支持に必要な筋肉の運動指導も行います。
育児に忙しい&運動が苦手なママにもできる?
当院で運動指導する内容は、自宅で寝ながらでもできるトレーニング方法をお教えします。
自宅でできますので、「赤ちゃんが居てなかなか外出できない」というママにも比較的継続しやすいものかと思います。
また、運動全般が元々苦手で、あんまりキツいトレーニングは継続できる自信がない…なんてママでも大丈夫です。
ママの体力や状態に合わせて運動強度をご自身で調整できるものをお教え致します。
最後に
育児に家事にとお忙しいママは、ご自身の身体の事は二の次、三の次にしがちです。
頑張り屋さんのママほど、辛い症状があっても無理して動いてしまい、身体にとって悪い状態が長引きます。
そうなれば治療にかかる時間もより長引いてしまう恐れもあります。
痛みや不調が固定化してしまう前に、しっかりとお身体のケアに専念する時間を少しでもとりましょう。
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