筋膜とは？？ | 台東区浅草に2院「リバース整骨院・鍼灸院グループ」

筋膜とは？？

2018/05/14

本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます！

 

筋膜という言葉は、ここ最近テレビや雑誌で

よく取り上げられるようになってきました。

しかし、「筋膜って何？」と聞かれると

本当のところは知らない人がほとんどではないでしょうか？

 

 

 

本日は、筋膜とは何かを説明します。

 

 

筋膜とは？

 

 

筋膜とは皮膚の下から存在する白い薄い膜で、

文字通り筋肉を包んでいる膜のことですが、

広い意味では筋肉以外にも骨、内臓、血管、神経など

身体のあらゆる構成要素を包み込み、

それぞれの場所に適正に位置するよう支えています。

筋膜は「第二の骨格」ともよばれる重要な存在です。

 

成分としてはコラーゲンからなります。

 

 

 ※写真は鶏肉の筋膜（ＢＳ日テレ「深層ＮＥＷＳ」より）

 

 

 

筋肉の数は膨大で、一つ一つ「○○筋」と名称があります。

これらひとつひとつがそれぞれ膜で覆われています。

これこそがメインとなる筋膜です。 

さらにこれらの筋肉同士も筋膜で連結されていたり

まとまったグループごとに筋膜で覆われ、

またそのグループ同士も連続性を持って繋がっています。

 

全身をボディスーツの様におおっていたり、

筋線維１本１本の中にまで入り込みます。

※正確に言えば、筋膜の構造は部位によって違うところは

　あります。

 

 

筋膜の働きは

・筋膜同士が滑ることで、摩擦を起こさずに

スムーズな筋肉の収縮が出来る

 

・３次元的に身体のバランスを保つ

 

・体中を覆って支持する

 

といった働きを持っています。 

 

 

ではこの働きが正常に働かないとどうなるのでしょうか？

 

 

 

筋膜に問題が起きたら？

 

悪い姿勢や偏った動作を長く続けていると、

からだの一部に不必要な負担が加わり、

姿勢も非対称になって、筋膜の動きが窮屈になり、

自由に動けなくなります。また、

・何度も同じ動きを繰り返す

・長時間同じ姿勢でいる

・ケガをする

などで、ますます筋膜は自由度をなくしてしまいます。

 

 

筋膜に問題が生じた人は、関節周囲に痛みを感じる事もあります。

原因は筋力を出すときに筋肉が固くなる部分の筋膜にあるのですが、

痛みは関節に感じるのです。でも、実際には筋膜の特定の部分を押すと

飛び上がるくらい痛いところがあります。なぜ、関節周囲に感じるかというと、

筋膜のコラーゲン線維が、平行に並ぶように形を変え、そして腱になるからです。

（腱は筋膜が形を変えたもの）

筋膜の緊張が腱を引っ張ることになり、この腱が関節の関節包という

 袋を引っ張ることとなり、この関節包の痛み受容器が痛みを感じることに

なります。関節周囲の痛みがある場合、実は関節に問題があるのではなく、

筋膜に問題があることが多くあります。

 

筋膜に機能異常が生じると、その異常を他の部分でかばおうとして代償が生じます。

つまり筋膜を介して、広い範囲へと筋膜異常が波及してしまうのです。

そして筋膜自体が自分の力でほぐれることができなくなり、正しい姿勢の保持や

正しい動作が制限されることになります。その結果、

 

・筋膜痛

・筋出力の低下

・柔軟性の低下

・運動パフォーマンスの低下

・日常生活活動の低下

 

などが起きてしまうのです。

 

また、筋膜は血管や神経およびリンパ管を支持する他に、それらを通過させている

という１つの非常に重要な機械的機能もあります。

筋膜がねじれると、血管・神経までもが

影響を受けることがあるのです。

 

 

 

当院で行う治療方法について

 

筋膜のねじれやよじれを解消するために、

とても有効な方法として、『筋膜リリース』があります。

 

※リリースとは「解放・解除する」という意味です。

 

当院の施術メニューでは、『筋骨格調整』のメニューが

筋膜リリースに対応するメニューです。

他にも、骨盤矯正やトレーニング、ストレッチ、

セルフケアなども対応しております。

ご興味のある方は、是非お問い合わせ下さい！

 

※本記事は厚生労働省認可の国家資格：柔道整復師、鍼灸師の水野雅之が監修しています。

 

スタッフブログ一覧へ戻る