椎間板ヘルニア
今回は腰椎の『椎間板ヘルニア』について、
解説しようと思います。
腰椎(腰の骨)周りの構造
図の薄く青色になっているものが椎間板です。
腰椎の間にあるクッションの様なものです。
黄色の木の枝のようになっているものが神経です。
神経が手足や内臓の筋肉の動きに関する指令を伝えたり、痛みや温度といった感覚を伝えたりしています。
椎間板ヘルニアとは?
『ヘルニア』とはラテン語で「飛び出る」
という意味です。 椎間板ヘルニアとは、
椎間板が飛び出ることで神経の通り道を
邪魔してしまうことを言います。
ここでよく誤解されてしまうのですが、
このヘルニアによって神経を圧迫しているところが
あると痛みやしびれを引き起こす と思われがち
なのですが、実はこの部分で神経を圧迫したとしても
痛み・しびれは起こりません。
この部位に神経圧迫があった際に起こる症状は
➀排尿・排便障害
➁足に力が入らない
➂感覚がない(知覚鈍麻)
などです。
この部分の神経は痛みの信号を送っているだけで、
痛みの信号を発したりはしません。
なので例えこの部位で神経が切れていたとしても
痛み・しびれは起こりません。
痛み・しびれを感じる原因(場所)は?
まず痛みを感じるところは、神経終末という
簡単に言えば神経の末端部分です。
ではその末端はどこに付くのか?
ズバリ、ほとんど筋肉です。
靭帯、腱、脳や内臓に関連する膜などにも
痛みを感じる神経はありますが、
ここでは説明を省きます。
筋肉が痛みの大部分の原因となっています。
ではしびれはどこで感じるのでしょうか?
これは筋肉の過緊張により筋肉内の血行が悪くなる
ことが原因で起こります。詳しく説明すると、
➀筋肉が緊張し、血管が圧迫され血行不良状態になる
➁細胞に酸素や栄養を運べないので、
さらに筋肉を固くさせる
➂筋肉内に疲労物質が溜まりやすくなる
④この疲労物質が神経を刺激する作用をするので、
些細な動作にも痛みが生じる
つまりどちらも筋肉が原因であることが多いのです。
でも「病院で検査したら、ヘルニアが見つかり、
これが痛み・しびれの原因」と説明された方も多いでしょう。
しかし事実データとして
全く痛み・しびれのない60歳の人に検査してみると
76%に椎間板ヘルニアが見つかります。
「ヘルニアがある」=「腰痛が起きている」は
実は間違っていて
主に筋肉に腰痛・しびれの原因があります。
椎間板ヘルニアを診断された人も諦めないで欲しい
日本の保険制度上、診断名をつける必要がある為、
ドクターに診せて原因を特定できない場合でも、
『椎間板ヘルニア』と診断されることが多々あります。
ヘルニアと診断され、症状が出て一番困っていることは何でしょうか?
恐らくほとんどの方が痛みやしびれがあることではないでしょうか?
改善できることは多々あります。
ぜひ一度、当院にご相談いただければと思います。
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➁鍼灸
※本記事は厚生労働省認可の国家資格:柔道整復師、鍼灸師の水野雅之が監修しています。
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