温浴で身体を健康に!
2016/12/30
お風呂で健康を
お風呂でお湯につかると思わず「フーッ」と声が
出ませんか?
お風呂に入る目的は、身体の汚れを落とすため、
疲れをとるため、リラックスして気分を換えると人それぞれ
違いますが、お風呂の効果を知ってから入るとより効果的です。
身体を温めることが健康に良いと広く知られていて
古くから温泉の出るところは湯治場として人々が多く
訪れ栄えてきました。
毎日の入浴で身体を温めることで、日本人の寿命を
延ばしてきたと言われています。
身体を温めると免疫力が高まるとされていることは
よく知られています。入浴は毎日一度、免疫細胞に
体温より高い温度の刺激を与えることで、強制的に
免疫能力の活性化を促進させているのです。
お風呂の歴史
お風呂の歴史は、6世紀に仏教の伝来と共に中国から渡って
来たと言われています。
仏教でお風呂委入ることは「七病を除き、七福を得られる」と
説かれていることからも、お風呂に入ることは健康に良いと
理解されていました。
以来、寺院では「身体を洗い浄める」という大切な業の
一つとして浴堂が備えられるようになり、浴堂のない庶民にも
入浴を施したことから入浴の習慣が始まったといわれています。
江戸時代までは、『お風呂」と「湯」が区別されていて
「お風呂」とは釜でお湯を沸かしてその蒸気を浴槽内に
送り込み熱い水蒸気で身体の垢を浮き上がらせて適度な時間に
室外に出て笹葉などで身体を叩いたりなでたりして垢を落とし、
近くに用意したぬるま湯や冷水で身体を洗うというもので、
「湯」とは今日一般の家庭のお風呂や銭湯と同じであったそうです。
◇お風呂の雑学
衣服を間違えないようにするため家紋を染め抜いた布で
衣服を包み、湯上りにはその上に座って身繕いをした
ことから、風呂の敷物として風呂敷と呼ばれるように
なったようです。
良くないという理由で、入浴者は仏典に従って必ず
明衣(あかは)という白布の衣をまとって入浴していました。
その着物を湯帷子(ゆかたびら)と呼ばれていたことから、
湯帷(ゆかた)となり転じて浴衣(ゆかた)と呼ぶように
なったと言われています。
温浴効果
お湯の温度によって身体に与える効果は異なります。
温かいお湯につかることで、誰でもリラックスした状態に
なります。これは入浴することで身体に三つの
Ⅰ 温熱作用
○微温浴(摂氏34℃~38℃)の場合は、
毛細血管への刺激が少なく、筋肉の緊張緩和と疲労回復に
効きます。副交感神経が優位になり、ゆったりとして
リラックスできます。
○中温浴(摂氏38℃~42℃)の場合は、
筋肉の疲れの回復は当然として、血液循環が良くなり
身体の芯から温まります。
気分をリラックスさせる副交感神経が一番活発になる温度です。
○高温浴(摂氏42度以上)の場合は、
交感神経が刺激されて、新陳代謝が促進されるので心身共に
活動的になり眠気を一掃してくれます。
また、疲労物質である乳酸を減少させる作用があり疲労回復に
効果的です。たくさん汗をかきたい人は高温がおすすめです。
以上のように、お湯の温度によって身体に与える効果は違って
くるのです。その日の気分や体調に合わせて温度調節をすると
今まで以上に高い入浴効果が期待できます。
Ⅱ水圧効果
お風呂に入ると全身に水圧がかかり、横隔膜が上に押し上げられ、
肺の容量が少なくなり空気の量が減少します。それに伴い静脈や
リンパ管も圧迫されます。
お湯から上がると水圧がなくなるので、手足の先まで一気に
血液が流れ全身の血行がよくなります。
※お湯に長くつかった後、急に立ち上がると脳貧血を起こすことがあり注意が必要です。
Ⅲ 浮力効果
お湯につかると浮力が働くため、身体が軽くなり筋肉や
関節にかかる負荷が減少し、筋肉の緊張が緩和されます。
痛みがあり動かしにくいところも、お湯の中なら
曲げやすくなります。
浮力で身体が軽くなると、精神的にもリラックスし
ストレス解消にもなります。 さらに副交感神経が
優位になるため血管が広がり血液の循環が良くなる
効果もあります。
Ⅳ 入浴時の危険性
①お風呂の温度を必要以上に高くし過ぎないよう注意しましょう。
②高温のお湯に長時間つかっていると脱水症状が進み、
血液が濃くなります。(血液がドロドロになります)
③血液の粘度が上昇すば、脳卒中や心筋梗塞などの血栓症が
発症しやすくなります。
④血圧や脈拍、呼吸が変動しやすい朝の高温浴は避けましょう。
熱いお湯につかっていると、身体が温まったと錯覚しがちですが、
実際には身体の表面が温まっているだけで、内部は温まって
いないことが多いです。
効果的な入浴法
肩こり・腰痛・疲労回復は
摂氏38℃~42℃のややぬるめの中温浴でゆっくりと長めに
つかると、筋肉の緊張緩和と血流の促進作用で疲労物質が早く
取り除くことが出来る効果があります。
自律神経の乱れには
摂氏38℃~42℃の中温浴でゆっくりと長めにつかると
自律神経の副交感神経が優位になり、心身共に緊張を緩和して
リラックスできます。
ストレス解消や寝つきの悪さなどの睡眠障害改善に効果が
あります。(※ 眠る1~2時間前の入浴が寝つきの悪さに
効果的です。)
これから仕事をするときは
摂氏42℃~の熱い高温浴が短時間の入浴で自律神経の
交感神経を刺激して、心身の緊張を高めるため
活動的になれます。
(※ ただし、高温浴は長時間つかることはNGです。)
リバース千束通り整骨院鍼灸院では
つらい肩凝り・腰痛などの慢性症状や、自律神経の不調による
さまざま症状、疲労回復の温浴効果を高めるため
「筋・骨・神経の働きを最適化し、
快適に過ごせる身体づくり」
をモットーにした治療メニューで来院をお待ちしております。
※本記事は厚生労働省認可の国家資格:柔道整復師、鍼灸師の水野雅之が監修しています。
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